藤井美智トリオ Live at ”Jazz on Top” (7月9日) [ライブレポート]
遅ればせながら7月9日のジャズオントップでのライブの模様をお伝えしましょう。
メンバーは藤井さんのトランペットとフリューゲルホルン、工藤隆さんのピアノ、荒玉哲郎さんのベース。
この3人、3月に吉兆松花堂店のディナーライブで初共演、今回が2回目。
お互い優れたプレイヤーという認識を持っての再演。
ですから、最初からいい感じで進みました。
選曲は少し凝っていて、スタンダード曲が少ない目。
海外のミュージシャンのかっこいいオリジナル曲多数。
スタンダードをやっても変拍子に仕立て直すとか、いろいろ仕掛けがありました。
1stセット
①フォレスト・フラワー(チャールズ・ロイド)
②バブルズ・バングルズ・バード
③サンディーン(チャーリー・ヘイデン)
④フライト・トレイン(トミー・フラナガン)
⑤Love For Sale
2ndセット
①Samba de Orly
②Think on Me(ジョージ・ケイブルズ)
③The Summer Knows(ミシェル・ルグラン)
④リンポ(ウエイン・ショーター)
⑤Angel Eyes
⑥Our Love Is Here To Stay
フォレスト・フラワーは美しかったです。
サンバ・デ・オーリーは和やかなボサ。
ケイブルスの曲はモダンでかっこよく、ショーターの曲はバップタイプのテーマ。
エンジェル・アイズは5拍子で料理。よかったですよ。
それぞれ聞き所があり、藤井さんも普段やらない曲が多く、張り切った感じがしましたし、工藤さんのピアノは力強く、荒玉さんのソロは最高でした。
客席にヴォーカリスト・前重英美さんがお越しで、最後に1曲”Our Love Is Here To Stay”を歌われましたね。
かっこいいし、スウィングするし、華やかにライブが終わりました。
今回のセットではドラムスがなしになったんですが、そのぶん、それぞれの音がピュアに伝わってきます。
これからもこういうセットが行われるでしょうが、このメンバーでの演奏はマジでお勧めです。
このメンバーの編成の時は、是非一度聴いてみてください!!
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