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2015年7月19日のパイルドライバーライブ [ライブレポート]

7月の海の日の祝日の連なった三連休の中日、7月19日日曜日にパイルドライバーで美智さんのライブが行われました。

共演は、関西を代表するオルガンの女王・橋本有津子さん、そして今年のなにわジャズ大賞を受賞したギターの橋本裕さん
温かく極上のグルーブ感を醸し出すお二人との共演でした。

2015年7月19日パイル②.JPG

そんなこんなで、スタンダード中心のプログラムでしたが、珍しいところではテナーサックスのサム・リバースの名曲”Beatrice”が演奏されました。

どうも美智さんはパイルドライバーへの移動中にこの曲のメロディーを思い出したようで、管理人がリハ立会でお店に着いた頃、譜面を書き出してました。できた譜面で、リハ中に橋本夫妻とちょっとメロディーとコードの確認をして、それでセカンドステージのラストに演奏された次第。
ミディアムスウィングの穏やかながらちょっと印象的なメロディーの曲で、いい演奏になっていたと思います。


この他、お客さまに演奏できる方がいらっしゃっていましたので、セカンドステージ前半はシットインタイム。
写真は女子組の”Fly Me To The Moon”の演奏の模様。
演奏されている横笛は、なんと「篠笛」。和楽器ですね。そしてテナーサックス。

2015年7月19日パイル①.JPG

この後、シットイン二組目、男子組によるセロニアス・モンク作曲の”Reflections”の演奏がありました。


こうやって2ステージを終えたんですけれど、橋本夫妻との演奏は、回数を重ねるごとに溶け合った感じが強まっていまして、楽しい時間が流れています。

そして、次回のパイルドライバーでの演奏は、11月23日(月祝)に決まりました。
共演は、7月と同じく橋本夫妻。
おそらく「秋色のサウンド」が聴かれるでしょう。
次回もよろしくお願いいたします。(^^☆


2012年11月11日 ASTERでの写真です! [ライブレポート]

ずいぶん秋も深まってきました。

藤井さんは11月11日(日)の夜は名古屋!でした。

”ASTER”という老舗のジャズバーの55周年橋本マスターの80歳を祝した記念ライブシリーズの一つとして、だそうです。
55周年ってのはすごいですねえ。
80歳で現役でお店をやってられるマスターも、すごいですねえ。




aster(20121111).jpg

演奏メンバーは、先に月間スケジュールでお知らせしましたモノとは大幅に変わっていた模様。
写真は、バイブラフォンの殿山ひとみさんとピアノの中嶋美弥さん、橋本マスター、美智さんでしょうね。(管理人は現場にいませんでしたもので・・・。)

不定期ですが、美智さんのアスターでの演奏は時々ありますから、一度、管理人ものぞいてみましょう。まだ行ったことがなくって・・・。(^^;
失礼しました~~。


2012年10月29日 古典的銭湯「錦湯」さんでのライブの模様 [ライブレポート]

京都の街中にある古典的な銭湯「錦湯」さんで、10月29日に藤井さんのライブが行われました。

題して「ジャズシャワーナイトin錦湯by藤井美智トリオ」

共演は、ギターの能勢英史さん、ベースの若林美佐さん。

残念ながら管理人は行くことができなかったのですが、クラシックな銭湯空間での演奏の模様、錦湯さんのHPにスライドショウとしてアップされております。

→ http://www.kyo1010.com/feature/at-nishikiyu/report/121029/

なかなか味わい深い光景ですので、ご覧になってください!

よろしくお願いいたします。(^^


よかったですよ~!・・・藤井美智カルテット スペシャルライブ at アートスペースHase  [ライブレポート]

先に告知させていただいておりましたが、先週金曜日、2012年8月24日に京都の二条城に程近い「アートスペースHase」(ハーゼ)で「藤井美智カルテット スペシャルライブ」が行われました。

s-藤井美智カルテット.jpg 



☆メンバー  藤井美智(tp,flh) 牧知恵子(p) 萬 恭隆(b) 池長一美(ds)


Hazeはギャラリー用に作られたのでしょうか、白いインテリアのスタジオのようなスペース。
やや残響が長いめでした。

池長さんは横浜から来られて、単身の関西ツアー。その初日がこのライブ。
関西ではあまり見かけないタイプのドラマーで、センシティブかつメロディアス。
しかも、共演者と共感性が高くて、コラボレーションの密度が上がります。

s-池長一美.jpg



ファーストステージは、スタンダードの”My Romance”からスタート。
牧さんのルバートでのイントロが、非常に印象的でした。

2曲目はブラジリアン。池長さんのドラミングがヴィヴィッドで、いい雰囲気。

3曲目はルイ・アームストロングのオリジナル。
イントロはバンド全体がフリーフォームでスタート。
もともと感覚の近い部分があるのか、全員でもノイジーにならずイマジナリーなサウンドになっておりました。そこからインテンポで楽曲へ。

4曲目は”All Blues”
美智さんのファーストアルバム”Will”に収録された時のアレンジで。
なかなかいい感じでした。


セカンドステージは、お客様のリクエストがあったのか、池長さんのドラムでのショートパフォーマンスでスタートしました。5分くらいの即興でしたが、よかったですねえ。
オーディエンスのマインドを刺激する、イマジナリーな演奏でした。

次にバンド全員がそろって、セロニアス・モンクの”Reflections”という曲を演奏。
この曲では牧さんの良さが光っておりました。

s-牧知恵子.jpg 


続いてモンクの曲があり、4曲目はサド・ジョーンズの”Mean What You Say”。
ビッグバンドでの演奏が有名ですが、コンボでも演奏されるミディアム・スウィングの佳曲です。

トム・ハレルの和やかなオリジナル曲でラスト。
しかし、アンコールがあり”Sometime Ago”で終演となりました。


リズムセクションは後になればなるほど遊び心を発揮して、ヴィヴィッドな演奏となっていきました

s-萬恭隆.jpg 


もちろん、美智さんはいつものように好調で、リズムセクションのサウンドに乗って、素晴らしい演奏でした。(^^*☆

 s-MF.jpg



このユニット、私の知る限りでは初めての組み合わせですが、なかなか聴きどころが多かったです。
で、次回は10月24日(水)に梅田のジャズ・オン・トップACTⅢで演奏があると聞きました。
一度聴いていただきたいユニットですので、是非!(^^☆


 

 

 


食っちゃ寝ツアー2012  [ライブレポート]

以前から告知しておりました、かしくコルドンブルー主催「食っちゃ寝ツアー2012」、8月10日~12日でしたが、管理人も参加してきました。
私の参加は今年で5回目になると思いますが、すいぶん前から 毎年行われていたように聞いています。

会場は日本海側の宮津市の世屋高原「しおぎり荘」。
宮津市中心部から20キロメートル弱、標高約400メートルにあり、下界よりはずいぶん涼しいところにあります

食事以外は全くのフリータイム、参加者はそれぞれ思い思いの時間を過ごします。

私はとにかく楽器の練習。
別の場所では一人合宿に行きました、ということにしています。

バンドのメンバーも若い人が多いので、リハーサル以外でもたっぷり練習ですね。

バンドのメンバーは昨年と同じです。
ある意味で1年間、南禅寺でのコルドンブルーでの月1回の演奏や宇治のレストランでのライブを通して熟成してきた部分もあります。


メンバー   藤井美智(tp,flh) 岸本良平(p) 柴田 奨(b) 木曽稔之(ds) 



s-DSC07800.jpg 岸本さん

s-DSC07801.jpg 芝田さん

s-DSC07799.jpg 木曽くん


それはともかく、ライブレポートですね。
いずれのライブも、参加者がディナーを終えたあとスタートしておりました。


 <第1日>

(1st)
① I'm Getting Sentimental Over You (トリオによる演奏)
② The Day Wine and Roses
③ As Time Goes By
④ Moonriver
⑤ The Song Is You

(2nd) 
① Moanin'
② Stella by Starlight
③ Autumn in New York
④ Fly Me To The Moon

第1日目は、このツアーの参加者が必ずしもジャズに造詣が深い方ばかり、というわけではないことから、映画音楽や聞き覚えのありそうな有名な曲を主に選ばれていました。
いつものように柔らかなサウンドで、アップテンポの”The Song Is You”は快調に、”As Time Goes By”や”Autumn in New York”などのバラードは、演奏者のハートがオーディエンスにしっかり伝わるものでした

<第2日>

(1st)
① Over The Rainbow (サルサタッチで)
② Out of Nowhere
③ Skylark
④ If I Were A Bell

s-DSC07796.jpg 


(2nd)
① Black Orpheus
② I’ll Close My Eyes
③ Prelude To A Kiss
④ Black Coffee
⑤ I'll Never Smile Again
⑥ The Girl From Ipanema(アンコール)

s-DSC07808.jpg

第2日はよく聴かれるジャズスタンダードで構成されていました。
Over The Rainbow のサルサタッチのやり方は比較的珍しいですね。
しかし、とてもいい感じで、アイデアの勝利!
Out of Nowhere は藤井さんがよく演奏される曲です。
Skylark はバラードで、聴かせてくれました!って感じでした。

おなじみの黒いオルフェで始まったセカンドステージ、しっとりとした Prelude To A Kiss のあと、コルドンブルーの藪田シェフが若い頃から大好きという Black Coffee を彼のために。

s-DSC07792.jpg  藪田シェフ


そして、比較的演奏される機会は少ないですが、スタンダードの I'll Never Smile Again をアップテンポで演奏して終演。
これだけでは終わるはずもなく、アンコールに応えて イパネマの娘 で軽やかに終了しました。

s-DSC07819.jpg 終演後の記念撮影!

夏の暑い時期にゆったりと山の上で過ごして、おいしい食事をいただき音楽を聴く、というこのイベント、とても時代にフィットしていると思います。

来年も行われるなら、また参加させていただきましょう。

みなさんもいかがでしょうか?(^^☆


はんなりJazzTime vol.8 藤井美智+塩本彰 Live at Piledriver (2102年7月16日) [ライブレポート]

 s-DSC07774.jpg

 

7月16日は、梅雨明けか?というほどの暑い日になりました。

京都は祇園祭の宵山の日。
夜ともなれば、1キロ四方ほどの鉾町の集まるエリアに、何十万人もの人が押し寄せる大変な日。
こういう時は、梅田の方が静かで落ち着いている?のでしょうか。

16日夜は、梅田の駅前第2ビルにあるジャズカフェ・バーの”Piledriver”でデュオライブでした。

相方はおなじみのギターの名手・塩本彰さんで、何回も共演されていますので、コンビネーションもうまくいっております。

後半にはトランペッターの道下克己さんがお越しで、何曲か参加されました。

セットリストは次のようなものでした。

<1st Stage>

① I Wish I Knew 
② Skating in Central Park 
・・・ ワルツの佳曲 フリューゲルホルンにぴったり
③ One Note Samba      ・・・ アップテンポで激しいめの演奏でした
④ 少年時代(井上陽水)       ・・・ 珍しく日本の歌から。
⑤ Just Friends                

<2nd Stage>

① Cherokee                 ・・・マスターの一声で決まったスタート曲
② The Girl From Ipanema     ・・・管理人も参加させていただいた曲        
③ Joy Spring               ・・・デュオとは思えない勢いで、かなりの盛り上がり
④ A Child Is Born           ・・・バラード 道下さんもフリューゲルホルンで参加
⑤ You Stepped Out of Dream  
⑥ In A Mellow Tone         ・・・道下さん参加2曲目 
⑦ Oleo                    ・・・管理人も道下さんも参加のアンコール曲

セットリストはこうなっていますが、事前にリハをやって決まっていたのは「少年時代」だけ。
曲はその時々に決まってゆくという、名手二人ならではの、おおらかな決まり方です。
しかし、スタートするとそれぞれ素晴らしい演奏になってゆくわけで、ほんまに脱帽ですわ。


面白かったのは、塩本さんが「少年時代」をご存じなかったこと。
いまや義務教育で音楽の時間に習う曲らしいのですが、たまたま耳にすることがなかったようで、井上陽水の曲と聞いてもピンと来られなかった様子。
お店にあった井上陽水のアルバムを聴いて、こういう曲ですか、とご納得。

「少年時代」のような、素直できれいなメロディーの曲をフリューゲルホルンで演奏すると、なかなか伝わるものがありますね
この手のポピュラリティーのある曲もレパートリーにされるといいな、と思いました。

 

で、次回のこのセットは、パイルドライバーで 

2012年9月22日(土祝)20:00~ 

と決まりました。

引き続き、よろしくお願いいたします!

 

 


 


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谷口知巳NONET Live at Jazz On Top ACTⅢ  June 11th , 2012 [ライブレポート]

 2012-06-11 谷口知巳ノネット ACTⅢ.jpg

2012年6月11日(月)の夜、トロンボーン奏者で京都コンポーザーズジャズオーケストラのバンドリーダー、谷口知巳さんの9重奏団(NONET)のライブが、梅田のジャズオントップACTⅢでありました。
(実際にはバリトンサックス奏者不在で8重奏団)

メンバーは次のような方々。

谷口知巳(tb) 藤井美智(tp) 横尾昌二郎(tp) 當村邦明(ts) 浅井良将(as) 
永田有吾(p) 芝田 奨 (b) 伊波大輔(ds)

若手の演奏者が多かったのですが、インプロヴァイザーとしてかなりのレベルのメンバー。
谷口さんの意図したサウンドが実現したようですね。

リー・コニッツの作った複雑系のテーマを持った曲を中心に、スタンダードナンバーも織り交ぜて、決めごとはあまりなく自由にソロが回り、サウンドが構築されました。

リー・コニッツの曲では、

”317 East 32nd Street”
”Subconcious-lee”
”Ladybird”

スタンダードナンバーでは、

”Lover Man”
”All of Me”
”I Can't Give You Anything But Love”
”My Funny Valentine”
”I Got Rythm”

など。

藤井さんは突然のご指名で”My Funny Valentine”を選択、フィーチャーされてカルテットで演奏。
永田くんのピアノのアプローチが新鮮で、いい演奏になっていました。
そのほかの曲でのソロも、いつものハイレベルな領域で。

曲ごとに役者が代わりつつ、谷口さんも吹く吹く、浅井さんや當村さんもブローしまくる、横尾くんも吹きまくる、という大インプロヴィゼーション大会。もちろん藤井さんもね。

永田さんのピアノのサウンドは個性的で、伊波さんのドラムスもレスポンスがよくて聞きごたえがありました。


ここまでできれば演奏してる方も楽しかったやろね、という感じの、音楽的興味の尽きない、しかし、終始、和やかなライブでありました。(^^☆彡

 

 

 

 


【ライブレポート】”Michi-Aya Reunion 2012 Spring” Live at ”グラバー邸” 2012年5月14日 [ライブレポート]

先月、5月の中旬は、シンガポール在住のピアニスト・関根綾さんとの演奏がたくさんありました。
そのうち大阪でのライブにうかがうことができました。

場所は谷町5丁目のグラバー邸。ビルの9階にあってストリートを見降ろす感じがおしゃれなジャズバーです。

s-トリオDSC07609.jpg

メンバーは、藤井美智(tp、flh)、関根綾(p)、芝田奨(b)のトリオ。

当日のセットリストは次のようなものでした。


<1st Stage> 

① In Your Own Sweet Way
② I'll Never Smile Again
③ I Thought About You
④ Wave
⑤  Love for Sale

<2nd Stage>

⑥ Bud Powell (チック・コリア)
⑦ Line for Limes (ジェリー・マリガン)
⑧ Tenderly
⑨ Mercy,Mercy,Mercy
⑩ Take The A Train

①はデイブ・ブルーベックの曲。マイルスなんかも演奏してます。

②はスタンダードチューンですが、それほど演奏される機会は多くありません。
管理人はジム・ホールの”INTERPLAY”というアルバムで、この曲を知っていましたが、藤井さんもそういうMCをされてました。アップテンポの明るい曲です。

③はバラード仕立てで。④はボサの名曲。たしかフリューゲルホルンでの演奏でした。
⑤はチェット・ベイカーのアレンジだったそうです。



s-あやDSC07599.jpg



インターバル後、チックのバップふうのテーマを持つ”Pud Powell”。
複雑なメロディーのテーマですが、藤井さんはさらさらと演奏されました。さすがです!

⑦はマリガンのオリジナル。やや暗鬱な印象の曲でしたね。
⑧はリクエストにこたえて。
⑨は元気な曲を、という中で発案。
⑩で和やかに終演!ですね。

2nd Stage 後半から久家貴志さんという若手ドラマーで、藤井さんの教え子さんがシットイン、ぐっとサウンドに厚みが増しました。

s-カルテットDSC07615.jpg

とまあ、バラエティーに富んだ選曲で、しっかりと息のあった演奏を聴かせてもらいました。



これ以外のライブやツアーに関して、facebookの関根綾さんのページを見ると、実に多様多彩な場の設定とミュージシャンの参加があり、ずいぶん演奏者として充実感があっただろうと想像しています。

関根さんは、また秋に来日されるのかな?
毎回、楽しい演奏を聞かせてくれますから、この秋も楽しみですね。(^^☆

s-アフターDSC07620.jpg

 

 

 


【ライブレポート】”Michi-Aya Reunion 2012 Spring” Live at ”Le Club Jazz” 2012年5月10日 [ライブレポート]

美智さんと、シンガポールから来日の関根綾さんとのライブ、第1日目は京都の「ル・クラブ・ジャズ」でスタート。

編成は王道のクインテットで。

メンバーは、藤井さんのトランペット、綾さんのピアノのほか、篠崎雅史さんのテナーサックス矢野克宏さんのベース、斎藤洋平さんのドラムスで、綾さん以外はすべて京都在住メンバー。
と言いますか、京都選抜!って感じですね。

セットリストは次のようなもの。

<1st Stage>
① Autumn Leaves
② I Love You    (篠崎さんアレンジで)
③ Delightful Tao's (綾さんのオリジナル曲)
④ TB Blues っぽく (綾さんのオリジナル曲)

<2nd Stage>
① Falling Love With Love
② 旅の夢        (藤井さんオリジナル曲)
③ ラピス・ラズリ    (藤井さんオリジナル曲)
④ FOUR
⑤ Afro Blue     (綾さんアレンジで)
⑥ I'll Never Smile Again
⑦アンコール Someday My Prince Will Come



s-DSC07566.jpg

 



ファースト・ステージのスタートは「枯葉」。アップテンポで、快調に飛ばすイメージでした。
2曲目の”I Love You”は篠崎さんのアレンジですが、曲の末尾にモーダルな尾ひれをつけて面白くしてありました。

s-DSC07565.jpg

 

3曲目は綾さんのオリジナル。ジャズメッセンジャーズタイプの曲、とご本人が解説されたように、ウェイン・ショーター、フレディ・ハバードが在団した頃のサウンドに近い印象でしょうか。
ショーターのサウンドの香りが少々感じられました。
4曲目も綾さんオリジナルで、ブルース!

セカンド・ステージ2曲目は藤井さんのオリジナル曲。「旅の夢」というタイトルで、かなりフリーフォームに近い楽曲。フォーマットが緩やかで、形にとらわれない演奏。イメージ出てましたね

3曲目は「ラピス・ラズリ」で、これも藤井さんのオリジナル。ファーストアルバムに収録されています。
少し「和」を感じさせる旋律ですが、バンド全体としてはエスニックなフレイバーでイメージを出しています。久々にライブで聞きましたが、いい曲です、ほんと

”Four”は、その場でリクエスト募集で決まったもの。早めで、いいノリでした。

パワーで乗り切った雰囲気があったのが”アフロ・ブルー”。聴いていて、なかなか興奮しました。
”I'll Never Smile Again”はジム・ホールとフレディ・ハバードの共演盤のアレンジですね。この曲でピアニストの岸本良平さんがシットイン。

アンコールもあって、充実の第1日目でした!(^^☆彡



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【ライブレポート】 藤井美智カルテット Live at JazzCafe”Murra”(2012年4月30日) [ライブレポート]

ゴールデンウィークの前半、4月30日(月祝)は、京阪電車・出町柳駅北方のJazzCafe”Murra”で藤井美智さんのライブがありました。

ちょっと雨が降ったり止んだりしましたが、藤井さんがむーらでライブをするときは雨模様の時が多いですね
そんな気がします。
なんかあるんかな?


メンバーは、ピアノは九州在住で西日本を股にかけて活躍する工藤隆さん、出身が九州の衛藤修治さん、そしてドラマーが斎藤洋平さんという、いいトリオがバック。

s-2012-04-30 むーら③.jpg


セットリストは以下のようなものでした。 

<1st Stage>

1.Out of Nowhere
2.MoonRiver
3.Gratitude(工藤さんオリジナル)
4.ジャブローニー( 同上 )

<2nd Stage>

1.I'll Remenber April
2.Intermezzo(工藤さんオリジナル)
3.Peace(Horace Silver)
4.That's All
5. Sweet Love of Mine(アンコール)


1stは、ミディアム・スウィングナンバーの”Out of Nowhere”で快調なスタート。

2番目の”MoonRiver”は曲名を聞いた時、どうするのかなと思ったんですが、なんと4分の5拍子のアレンジで進みました。(ふつうはずっと3拍子ですが。)
藤井さん、変拍子もお好きですからね。

3番目の”Gratitude”は工藤さん作曲の美しいバラード
藤井さんのトランペットが美しくメロディーを歌っていくと、作曲者本人のソロは、世界が眼前に現れるようなイマジナブルなもの。
素晴らしい演奏でした。

s-DSC07537.jpg

4曲目は一転して8ビート基調の、それも複雑系のメロディーのテーマを持った工藤さんの曲。
スピード感もあって、えらく盛り上がりました。


 2ndステージは、スタンダードの”I'll Remember April”だったんですが、聴いていると普通じゃない!
これも変拍子でいっていて、7拍子で。
でも、さらさらと演奏されてゆくのは、さすがでした。

2曲目、これまた工藤さんのオリジナルで、美しい曲。

3曲目はホレス・シルバーの作った佳曲、バラードで”Peace”。
藤井さんのフリューゲルホルンが活躍。

s-DSC07540.jpg

4曲目はサンバ仕立ての”That's All”。賑やかに盛り上がりました。
この曲のサンバ仕立てはいけますねえ。真似したくなりました。(笑)


で、アンコールが来ましたので、ウディ・ショウの”Sweet Love of Mine”を管理人が出てって、ご一緒させていただきました。
素晴らしい方々と一緒に演奏で来て、ほんとにありがたいことでございました、ハイ。


アフターでバンドの名前の話になり、メンバーの名前すべてに「藤」の文字が入っていることから、それをもとに考えることに。
なんか決まったようでしたが、なんだったか失念。
また改めてお知らせしたいと思います。

 

ここのところ、ライブレポートはしておりませんでしたが、特徴のあるライブはレポートしようと思っております。
5月中旬は、ピアニストの関根綾さんとのセットが7つあります。その一つか二つはレポートさせていただきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。

PS むーらの自家製カレーはおいしいですよ!

2012-04-30 むーら②カレー.jpg

 

 

 

 


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